乾燥肌を治す方法【肺と大腸をととのえる食材】

 

日中は残暑が続いますが、朝晩は少しずつ涼しい風が入ってくるようになりました。

中医学では、肌やアレルギーの症状を引き起こす臓器は『肺』であると考えられています。

肺は呼吸により空気の出入りがあるために、外気にとても左右されやすい臓器です。

肺は皮膚と大腸にもつながっているので、肺が乾けば肌も乾燥し便秘や下痢などのトラブルを起こしやすくなってしまいます。

乾燥肌対策はもちろんのこと、風邪予防のためにも秋はからだを温める食材にシフトチェンジしていきましょう。

秋に使える旬の食材

れんこん

調理例【れんこんのはさみ焼き~葉野菜とれんこんをたっぷり包み込み、自家製味噌をのせて~

れんこんは血行を促進して瘀血(おけつ)をとる優れもの。胃の働きを整えて、気力を充実させ、のどの渇きを止める薬効があります。

れんこんは乾燥による咳や痰を止め、滋養強壮作用に優れており免疫力を高めるので旬の時期には毎日食べたい食材です。

骨の強化、疲労回復にもよく、ビタミンCが豊富で美肌・アンチエイジングの効果も高いとされている美容食材になります。

 

 

さつまいも

調理例【さつまいものネギ味噌あえ~さつまいもをネギ味噌だれであえてお腹すっきり~

疲労回復・胃腸の働きを整え腸内環境を改善、便秘解消にもっていこいのさつまいも。

食物繊維が多く、ビタミンCも豊富で、整腸作用に優れています。

さつまいもは皮にミネラルが多く含まれており、皮ごと食べれば腸内の異常発酵を防いでくれます。

大腸のトラブルの多い秋にぴったりの食材です。

ただ美味しいからと沢山食べてしまうとからだが冷えてしまうので、食べ過ぎには十分に気を付けてください。

 

にんじん

調理例【にんじんのポタージュスープ】 ~にんじんと玉ねぎのみで作る滋味あふれるスープ~

五臓を温め血行を促進してくれる美容食材です。

にんじんを食べない日はないというくらい毎日必ず食べていますね。

にんじんに含まれるβカロテンには活性酸素を除去して、シミ・しわなどの肌の改善、生活習慣病の予防やアンチエイジングの効果も期待できます。

にんじんは皮の近くに薬効が多く含まれており、油といっしょにとることで吸収率がぐんと高まります。

呼吸器を潤し、からだを温める温性の食材なので、頑固な冷えのある方にはおすすめの食材です。

 

普通のスーパーではなかなか葉つき人参は売っていないかもしれませんが、もし自然食品店やオーガニックスーパーなどで葉つきのものが手に入ったら捨てずに使い切ってくださいね。

人参の葉は根以上に栄養があり、ビタミンやミネラル分を

やまいも

【調理例】濃厚とろろ汁   ~自然薯濃厚とろろにだし汁をかけて~

肌を潤し、胃腸の調子を整えてくれるやまいも。ジアスターゼなどの複数の消化酵素を多量に含み、消化を促進してくれる働きがあります。

やまいもと一緒に食べることで、消化吸収を高めるので胃腸の弱い人や食欲が落ちているときにおすすめです。

また、やまいもには体内で若返りホルモンDHEAに変わるジオスゲニンという成分や、ヒアルロン酸同様の保水効果があり、肌につやとハリを与える効果もあると期待されています。

自然薯は水分が少なく、からだを冷やしにくいのが特徴です。

 

里芋

【調理例】里芋の根菜そぼろ  ~醤油麹を効かせたうまみたっぷりの和え物~

芋といえば昔は里芋を指していたほど、日本人にとっても馴染みの深い食べ物でした。

縄文時代に日本に伝わってからは、稲よりも早く栽培がはじまり米の代わりに主食とされていたそうです。

気の巡りを促し血行をよくして、消化促進、便秘改善にも効果を発揮します。

肌に潤いをあたえる薬効もあるため、秋から冬にかけて乾燥肌でお悩みの方はおすすめの食材です。

里芋の皮むきで痒くなる方は、鍋で皮ごと蒸しおくとスルっと簡単にむけるのでおすすめです。

 

きのこ類

【調理例】【きのこの和風あんかけソース】 ~いろいろきのこを重ね煮にした葛のあんかけ~

しめじには、メラニン色素の生成を抑える物質が含まれているため、シミやそばかすの発生を予防する美容効果があります。

食欲を抑えるレクチンが含まれているので、食欲旺盛で食べ過ぎてしまう人や外食の多い人にもおすすめ。

黒きくらげには、きのこ類の中でもビタミンD含有量はトップクラスです。

血を補い、血の熱をとり、出血をとめるなど血にまつわる薬効があり、貧血や月経過多、不正出血など血のトラブルを解消する効能があります。

きのこ類には免疫力を高めるβグルカンを含んでおり、豊富な食物繊維が腸内をきれいにしてくれます。

ビタミンB群は水に溶けて加熱で壊れやすいのでスープやお味噌汁などで無駄なく取り入れましょう。

きのこ類は動物性食品の付け合わせや根菜とも相性がいいです。

きのこ類は日光に当てておくとビタミンDが増えてカルシウムの吸収率もぐんとアップしますよ。

【調理例】【小豆と栗のおかゆ】 ~無農薬米で作るぜんざい風のおかゆ~

栗は、腎の働きを補い胃腸を丈夫にしてくれる滋養強壮効果の高い食材です。

やせ型で体力のない人、下痢気味の人の体力増強にむき、虚弱体質を改善してくれます。

食物繊維やビタミンC、B₁、B₂、葉酸、亜鉛、カリウム、抗酸化物質のクマリン誘導体を多く含んでいます。

特に渋皮には、抗酸化作用の強力なプロアントシアニジンが多く含まれており、栗を渋皮ごと食べること美肌効果も期待できるのです。

秋は、余分な水分がたまっていることで風邪をひきやすくなるので、運動などで代謝をあげ発散させてあげることも大切ですね。