アトピーを治すための【秋の食事の取り方】

9月に入ってから気温も下がり少しずつ秋めいてきました。

秋は日中の温度差が大きく乾いた空気によって肺が乾燥し、くしゃみや咳がでやすくなる季節です。

肺の働きが低下すると皮膚粘膜の抵抗力が衰え、皮膚が赤く熱を帯びたり湿疹が出来やすくなります。乾燥により肺・呼吸器が弱ると肌にもダメージが出てしまうということですね。

皮膚や鼻の粘膜を正常に保っているのは肺の働きによるものです。

秋は肺を潤す食材を取り入れつつ、体を冷やさないよう工夫した調理が必要になってきます。

 

主食はなるべく未精製のお米を中心に

お米のぬかや胚芽にはビタミン、ミネラルの他たっぷりの食物繊維が含まれています。普段の主食を玄米や雑穀米にすることによって、体内に取り込まれた糖質はゆるやかに吸収されるのです。

よく噛んで食べることで免疫力があがり、血行促進・腸内環境の改善となり自然と肌も快方に向かいます。

主食がご飯になると、献立をたてやすいのもメリットです。ご飯には必ず味噌汁を一日一杯つけます。

そして、メイン(主にタンパク質を含むもの)を決めたら、ご飯、みそ汁(または野菜スープ)に旬の野菜の小鉢をつけるだけで献立はバランスよくまとまります。

これが基本の型になりますが、人によっては一汁一菜にしてもいいのです。要は自分の体調に合わせた献立にすることが大事なんですよね。

 

逆にパンの場合は、手軽さゆえに単独で食べて食事が完結してしまい栄養面での偏りに気をつけたいですね。特に菓子パンは砂糖や脂質が多く使われておりカロリーは洋菓子のケーキ並みにあります。

普段の食事は主食はご飯、パンは時々のお楽しみ程度にとりいれてはいかがでしょうか。

 

 

我が家の場合は週末の朝ごはんに自家製天然酵母で焼き立てパンを食べています。パンに昨日の玄米や雑穀ご飯を入れたり胡麻をいれたり色々アレンジしています。

最近は白みそをいれたパンがお気に入りです。旬の野菜をたっぷり使ったスープや発酵食品を付け合わせて腸内環境が悪くならないよう工夫しています。

パンを焼くときには砂糖を入れないほうが、小麦の本来の甘味と天然酵母の香りが一層ひきたつのでとても美味しく焼きあがりますよ。

 

豆類をバランスよく取り入れる

食物繊維をたっぷりと含む一物全体食品でもある豆類。

どの豆も一晩はたっぷりの水で浸水させて柔らかく煮てから使いましょう。

中でも大豆は「畑の肉」とも言われるほど良質のたんぱく質を含みますが、実は消化に負担のかかる食材です。

そのため一晩水に浸すのはもちろんのこと、発酵させることで微生物の働きにより栄養価はアップし消化もよくなり独特のうま味や風味も生まれます。

大豆の場合は納豆や味噌、醤油などが代表ですね。

動物性たんぱく質は、全体の一割程度に抑えておくと体に負担がありません。

慣れるまでは食事日記をつけ、一つの食品に偏らないようその日の体調と相談をしながら献立を組みたてましょう。自分の体質に合った型が分かるようになると、難なく食事作りにとりかかれるようになりますよ。

 

必ず献立の中に青菜を

毎日、青菜を食べていますか?

夏の間はモロヘイヤやつるむらさき、秋から冬にかけては小松菜や葉大根も旬をむかえ栄養価も高くなります。

青菜には抗酸化作用の高いβカロテンをはじめ、鉄分、カルシウムなどを多く含み、免疫力を高め風邪をひきにくくなり肌を丈夫にしますので、必ず献立に入れたい副菜です。

カルシウムはゴマや海藻にも多く含まれているので、一緒に和えていただくと吸収率がアップします。

魚などがメインの日には、青菜にカボス和えなど酸味のある酢の物と合わせるとバランスがよくなりますよ。

 

秋は体を温める食材と潤い食材をとる

肺・大腸に効く秋の食材

れんこん・やまいも・しいたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、キクラゲなどのきのこ類・さといも・さつまいも・ねぎ・かぶ・大根・百合根・銀杏・胡麻・菊花・アーモンド・胡桃などがあげられます。

れんこんややまいもの粘り成分であるムチンは喉を潤し消化を促してくれるので胃腸を活性化し、滋養強壮にもってこいです。

れんこんの筋や野菜の皮には、お肌を丈夫にする有効成分が豊富に含まれているのでこちらもよく泥を落として捨てずに使い切ってください。

 

こちらはサロンで定番メニューでもあるれんこんボール。

れんこんにひじきや残り野菜を入れて、少し水気をきったら(れんこんから出た搾り汁は薬効があるのでとっておきましょう)米粉をまぶして鉄鍋でカリリと焼きます。

れんこんをすりおろすのはけっこう大変ですが、このひと手間で最高の仕上がりになるのですからついつい頑張ってたくさん作りたくなります。

れんこんボールのスープ。出汁に入れてお吸い物仕立てにしました。

れんこんやかぶ、自然薯、大根などは肺を潤し空気の乾燥による咳や痰をとめる効能があるので、こちらのれんこんボールをかぶのすり流し汁と一緒にいただくと立派な薬膳料理の一品になりますね。

 

甘いお菓子でお腹を満たさない

食欲の秋ですが、お腹がすいたら甘いお菓子よりもきちんと食事をとりましょう。

夕食前などにお菓子や甘いものでカロリーをとる習慣のある方は、砂糖や添加物が悪玉菌のエサとなって腸内環境を悪くしてしまい、お肌にも悪影響です。

子どもが夕飯をあまり食べないんですというご相談を受けますが、その場合、間食でお菓子を食べすぎている可能性があります。

食欲の秋ですが、甘いお菓子はときどき楽しむ程度にとどめておきたいですね。特別な日にはとびきり上質なお菓子を大好きな友達や家族と一緒に味わっていただきましょう。

ちなみに普段の我が家の娘のおやつの定番は、菜飯おむすび・とうもろこし・焼きいも・栗・アーモンド・いりこ・切り干し大根・コンブ・ヨモギ団子、小豆甘酒、蕎麦がき、お好み焼き・野菜のチヂミなどです。

こうやって書いてみるとなかなか渋い内容ですが(笑)、美味しいので子どもも喜んで食べますよ。

子どもに日頃から素材の味を活かしたおやつをあげていると、風邪をひきにくく丈夫な体に育つため子育てはとても楽になります。

 

まとめ

秋から冬にかけてのポイントは、主食はご飯・みそ汁は一日一杯は飲む・煮込み料理をふやす・生野菜の量を控え・旬の根菜をとる・砂糖や冷たい飲みものは極力避けるようにしてみてください。

秋におすすめの食材は、味噌は夏場より濃いもの(八丁味噌などもおすすめ)、れんこん、にんじん、ごぼう、大根などの根菜をたっぷりとりいれましょう。

アトピーや肌荒れの改善には、血液の流れを滞らせない(=冷えの改善・血行促進)ことが重要です。

特に体の末端を冷やさないよう日頃から筋肉を意識してつけて平熱を36.5度以上になってくると、免疫力も高まり血色が良くなるのでお肌は見違えるほど変わっていきますよ。